こんな放射線科はもういらない

公開日: : 書籍

2009年2月に出版された本です。放射線科医が書かれた書籍ですが、読者として、放射線科医を対象にしているのか、一般読者を対象にしているのか分かりにくく、また話も広範囲に及び過ぎていて、読みづらかったです。

多数の論点で批判されていますが、納得出来る点はそれほど多くありませんでした。

私自身が気になった点をいくつか要約して引用します。

放射線科診断医への批判で、「医者は不要。スクリーナーと、コンピューター診断だけで十分」
「サイバーナイフは素晴らしいが、IMRTは度を越した技術」
「放射線治療医の不足に対して、(放射線科医は)なんの解決策も示していない」
化学放射線療法の批判で、「新しいプロトコルによる治療成績は、真実がどうであれ従来法より成績がよいの常である。都合のよいように計画され、都合のよい事実だけを見るのだから」

筆者の職場環境が劣悪なのかなとは思いましたが、いずれも放射線科全体としては必ずしも当てはまらない批判が多いと思いました。

個人的にはあえて読む必要はなかったと思いました。

 

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