治療線量の第3者評価はとても大事なお話です。
公開日:
:
書籍
臨床放射線2012年6月号の紹介です。
今回の特集は、「放射線治療のさらなる質保証をめざして」ということで、品質管理について6人の先生方が書かれています。
特に治療線量標準や第3者評価について重点的に書かれていました。
過去の放射線治療の事故を見ても、過小照射や過大照射が大きな問題となっています。施設内で品質管理をきっちりとすることは大事ですが、ミスや間違いを完全になくすのは難しいと思います。
そういう意味で第3者に評価していただくのはとても大事です。
コストのかかる話ですが、すべての放射線治療施設が定期的に第3者機関の郵送などによる出力線量測定を受けるのが望ましいと思いました。
カテゴリー
アーカイブ
関連記事
-
-
画像診断を考える 第2版
一流の放射線診断医が何を考え、どうやって学んでいるかが書かれている書籍です。 放射線腫瘍を専門とし
-
-
知ってる知らないが生死を分ける 最新医療技術
一般向けの書籍です。 重粒子線治療が載っていたので買って見ました。 重粒子線治療については群馬大学が
-
-
クリニシアンVOL58 No.602
医師向けに作られている小雑誌です。 今回は、重粒子線治療について辻井先生が、トモセラピーについて芝本
-
-
がん・放射線療法2010
書籍の紹介です。放射線治療医を目指すなら必ず買うべき教科書です。 約8年ぶりに改訂されました。 &n
-
-
「これからの乳癌診療2012ー2013」は勉強になる本でした。
2012年6月に発行された医師向けの書籍である「これからの乳癌診療2012ー2013」を読みました。
-
-
エビデンスで知るがんと死亡のリスク
この本は面白くて、臨床現場で役に立つ、非常にお勧めの本です。 患者さんからよく聞かれるがんになりやす
-
-
TNM 悪性腫瘍の分類
書籍の紹介です。悪性腫瘍のTNM分類について書かれているだけのリファレンス本です。 コンパクトですし
-
-
モノの最新テクノロジーがわかる本
10代向けの、工業製品に使われている技術を紹介する本と思いました。 医学以外の製品の紹介は面白く読
-
-
これからの乳癌診療 2011-2012
医師向けの乳がんの最近のトピックスをまとめた分かりやすい本です。 様々な分野の最新のトピックスがかか
-
-
東大のがん治療医が癌になって
書籍の紹介です。 一般向けでもあり、医師向けでもあるかなと思います。 実際に若年で癌になった時の心情